こんにちは。訪問美容師のmakikoです。
このブログは
- これから訪問美容を始めようと思っている方
- 訪問美容になんとなく興味がある方
- すでに訪問美容を開業したけど悩んでいる方
そんな方のために
訪問美容歴20年・美容師歴35年で現役で東京の江戸川区、葛飾区、江東区、千葉県の市川市、浦安市、松戸市を中心に訪問美容サービスを展開している私がリアルな訪問美容に関する情報を発信しています。
今回はインスタグラムでご質問いただいた内容についてお答えします。
本日お答えする質問は『訪問美容で肝に銘じておくべきことはなんですか?』
訪問美容開業から20年経ちますが、今でも変わらなく日々自分自身にリマインドすることが1つあります。
それは「(必要な時は)遠慮せず周囲に助けを求めること」です。
これから訪問美容を始めたい方、訪問美容に興味がある方、これまで美容室勤務の経験しかない方には通常のサロンワークの中ではなかなか必要なマインドではないかもしれません。
このマインドについてもう少し具体的に説明していきます。
ぜひ今後の訪問美容の活動の参考にしてみてください♪
(必要な時は)遠慮せず周囲に助けを求めること
私が訪問美容の仕事をする上で常に肝に銘じていることそれは、遠慮をせずに周囲に助けを求めることです。
もう少し詳しく言うと最初からパーフェクトを狙わない。
そして出来ないことは職員や周りの人に手伝ってもらう。
絶対無理はしないと言うことです。
簡単に聞こえますが…一人で全てできることが理想とされる美容室勤務を最初に経験していると、意外に難しいんです。
このマインドセットは訪問美容では見直す必要があります。
訪問美容では、お客様の命に関わるような医療器具が周りにあったり、高齢男性1人の体重が自分に全て掛かるようなシチュエーションが多々あります。
お客様をきれいにすることは大切ですが、最も大切なのは『お客様の安全』です。
これが疎かにされる状況では施術は行われるべきではありません。
一人だけでは難しいと思われる場合には自分で全てできるとは思わず、周りの人に助けを求めましょう。
介護のプロではなく、美容のプロであるという信念
私たちは美容のプロです。
しかし訪問美容サービスという仕事の性質上、仕事する環境が介護施設ということもあり、どこまでが私たちの仕事であるのか曖昧になりがちです。
しかし私は究極を言えば、私たちは美容のプロであるので、カットだけをすれば良いと考えています。
つまりカットする椅子までの移動や車椅子の移動の補助は介護のプロである施設側のスタッフさんが行うべきであると考えています。
まあとはいえ、施設のスタッフさんも忙しく、手が回らないのが現状ですし、何より移動までやってあげる訪問美容師の方が助かると喜ばれるということもあります。
全て綺麗事でいかないのが訪問美容の現場です。
なのでこの「(必要な時は)遠慮せず周囲に助けを求めること」というマインドくらいが丁度いいのかなと考えております。
これを自分で行うと事故の可能性があると少しでも思ったら、遠慮せずに周囲に助けを求めましょう。
施設のスタッフさんは介護のプロです。お客様の安全を第一に考えています。快く作業を手伝ってくれるはずです。
まとめ
今回は訪問美容をする上で肝に銘じておくべきことについてでした。
訪問美容師としての仕事はお客様をきれいにすることですが、一番大切なのはお客様の安全です。
ご高齢の方や体の不自由な方を相手にする訪問理美容サービスでは特に大事なこと。無理をしないことです。
私たちは美容のプロです。決して介護のプロではありません。私は美容以外のことをするべきではないとまで思います。
あなたが美容以外の作業に直面した場合、周りのプロに助けを求めるべきです。
本当に利用者さんのことを考えているのであればそれが一番です。
私たちはプロしてお客様のきれいを作ることに集中しましょう♪