こんにちは。訪問美容師のmakikoです。
このブログは
- これから訪問美容を始めようと思っている方
- 訪問美容になんとなく興味がある方
- すでに訪問美容を開業したけど悩んでいる方
そんな方のために
訪問美容歴20年・美容師歴35年で現役で東京の江戸川区、葛飾区、江東区、千葉県の市川市、浦安市、松戸市を中心に訪問美容サービスを展開している私がリアルな訪問美容に関する情報を発信しています。
訪問美容をしているとさまざまなお客様に出逢います。
そして日によってお客様のご機嫌もさまざま。
もちろん施術を拒まれるお客様もいらっしゃいます。
ただ施術拒否をされたお客様への対応も訪問美容師の腕の見せ所。
限られた時間でオーダーされた数のお客様のカットを完了させなくてはいけません。
施術拒否するような難しいお客様に対し上手な対応を取ると、施設側からの信頼をグンとUPします。
今回は訪問美容歴20年の私が今までの経験をもとにポイントを絞って施術拒否対策をご紹介します。
そもそもなぜ施術拒否するのか
施術拒否の対策を考える前に、まずなぜ施術拒否するのか、どのような時に施術拒否が起こるのか考えてみることが大切です。ざっと考えると下記のようなことが挙げられると思います。
- 自分のルーティーンが崩れたから
寝てたりテレビを見たかったのに急に施術室に連れてこられたなど…
自分のリズムを崩されると機嫌が悪くなるのは少しわかりますね。 - 単純な気分の波
特に認知症のお客様は波の振り幅が大きいです。 - 自分が施術を希望していない
これ結構多いです。ご家族が予約をされた際などは自分は施術を希望していないし、なんなら予約されていなことを知らされていなかったなんてことも!
上記のような理由から起きてしまう気分の波によって施術拒否が発生します。まずはお客様の気持ちを理解してあげることが重要ですね。
では実際に施術拒否が起きた時の対処法を紹介していきます。
対処法① 興味のある話題をふる
好きなことや興味のあることを引き出しましょう。
頭の中を楽しいことに変換してあげることで、施術拒否を回避できます。
特に感情の波が大きい方は、施術拒否になりやすいという反面、小さな言葉やちょっとしたきっかけですぐにポジティブな気持ちや表情に変わりやすい傾向にあります。
一度施術拒否をされたからといって、難しく考える必要はなく、楽しい感情になるスイッチを押してあげるようなイメージです。
例えば、先日私も実際に施術拒否されたお客様がいましたが、そのお客様は写真を撮られるのが好きと伺ったので『髪の毛綺麗にしたらすぐ写真を撮れますよ』といったら表情がパッと変わり、ニコニコ笑いながらカットさせてくれました♫
他にも家族の話や趣味の話など、各お客様ごとの定番の話題を知れるようになると、もう施術拒否なんて怖くありませんね。
対処法② 時間を置く
すごく単純な対処法ですがとても有効です。
午前と午後では気分もガラッと変わるので、単純ですが少し時間をおくと良いです。
その間に拒否反応のないお客様の施術を始めれば、影響も全くありません。
少しやりとりして難しいと感じたら、まずは時間を置いて後回しにするのがいいと思います。
とにかく私たちは限られた時間でオーダーされたお客様全員をカットする必要があります。
対処法③ 昔の話を掘ってみる
少し対処法①と似てますが、私の印象では昔のお話をされるのが好きなお客様が多い印象です。
過去のお話をされるのが大好きな方って、日常生活でもお見受けしますよね。
訪問美容でも、その原理を活用しましょう。
お仕事や昔のエピソードを自慢げに語ってもらいなど、うまく話を引き出して楽しい空間にすることが鍵です。
まとめ
今回は訪問美容で多い『施術拒否』の対処法についてでした。
美容室ではまず施術拒否なんてありませんが、訪問美容ではよくあることです。
最初は私もしどろもどろでした…!
ぜひ今回の内容を参考に自分なりの対処法・向き合いかたを確立していってください!